ホーム > お知らせ

お知らせ Notice

ご挨拶 2017年 新年のご挨拶

admin 2017.01.25 13:07 閲覧数 : 765

2017年 新年のご挨拶

 

関東プラスチックリサイクル協同組合

理事長 石塚勝一

 

あけましておめでとうございます

日頃より組合の活動にご協力頂き、ありがとうございます

また。ヴェオリアの宮川様にはヨーロッパの貴重なお話を頂きありがとうございました。

さて、私どものリサイクルを取り巻く環境も刻々と変化しておりますが、新年に当り、3つほど話をさせて頂きたいと思います。

1つは昨年10月発行した再生プラスチック材料のJIS規格です。先ほど講師の宮川さんからもお話がありましたが、これにより各社が別々に規格を作り生産していた再生材料の規格を統一する方向性が見えてきました。これからこのJIS規格をベースに進められていくと思います。組合のホームページにJIS規格をアップしますので、是非ご覧ください。

2つ目は温暖化防止のパリ協定が昨年発効されたことです。御存知の通り、組合では再生PPとPEのカーボンフットプログラムへの登録を業界で初めて行いました。材料の環境負荷を二酸化炭素で表し、その数値を第三者が認定したもので、バージンより低い値になっています。CO2削減の動きが活発になれば優位性が出てくるものと期待しております。尚、この値は組合員であれば組合事務局に申請し使用することができます。

そして、3つ目はヨーロッパで高まっている、サーキュラーエコノミー循環型経済の動きです。宮川様からありました、再生可能な資源は、最大限に再生して使わなければならないとするものです。私としてはこの動きが一番気になるところです。

日本では需要家の品質が厳しく、リサイクルされている材料は産業系がほとんどですが、ヨーロッパでは品質が悪いものも使う努力をしてそれなりに使われております。日本でもその方向に進めば、もっと容リ材や自動車のASR材等を使用することが可能になります。三角形に例えれば、我々がやっている産業系は上の方の一部で下の底辺の方にはまだまだたくさんの廃プラスチックがあります。これらの加工を我々が扱うことができれば、商売を広げるチャンスになります。

組合としても、これからも情報の発信をホームページで行いたいと考えておりますので、是非ご利用ください。まだ自社のIDを取得されて無い方は、この機会に取得をお願いします。

リサイクルも大きな変わり目に来ています。変化はチャンスでもあります。組合のみなさんと連携しこのチャンスを生かしていきたいと思います。

今年も1年、よろしくお願いいたします。